決勝戦

晃冬蛍(大阪) vs 麻布学園A(東京)


決勝に挑む両チームのメンバー


【麻布学園A】

T見澤五段
あっくん・冬と一緒に天才キッズに出演した麻布オセロ部のエース

N村五段
中学生名人・高校生名人の二冠を達成

S治五段
麻布オセロ部部長で今年の名人戦で五段に昇段

※第1回オセロ甲子園準優勝・第2回オセロ甲子園優勝(3回とも同メンバー)



【晃 冬 蛍】

あっくん七段
現無差別名人&王座&中学生名人 元世界ユースチャンプ&世界2位 近畿の誇る不動のスーパーエース

冬五段
全日本フリーの部優勝、王座戦入賞相当2回など、小学生から現高2の黄金世代を引っ張ってきた双子弟

蛍四段
現世界チャンピオンの小学生三冠を阻んだ元小学生王座。全日本フリー準優勝。現役の高2世代で最初に四段になった双子兄


決勝戦前の作戦会議冒頭…

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「ボクは絶対T見澤くんとやりたいです!!」

「(当然やわな…負けず嫌い王のあっくんがこのままでいい訳がない)うん。作戦は予選の時と同じや…T見澤くんとあっくんをぶつける」

「T見澤くんのオーダーは①①③②…S治くんに聞いたら予選の時は彼はあっくんと当たりたいって言ってたらしい…終盤問題を仕掛けると」

「また1番手の可能性もありますかね?」

「でも決勝戦やからな…負けたら次はないし、麻布中みたいに裏をかいての三番手かも…」

「逆にここでは冬とN村くんは当てたく無い気もするな…絶対勝ちたいって思ってるやろうし…」

「………どうする………どうすれば………」

「………う~ん………」

「いっその事、小細工無しで行くか…」

この小細工無しで…というのを最初に言ったのはあっくんパパやったと思うんですが、それを聞いてメチャクチャ迷っていた気持ちが何故かスーっと落ち着きました

(そうか…オーダーが外れたら少なからずメンタルにもダメージもある…ならば…)

「どう転んでも、結果がどうなっても……1番後悔しないのは真っ向勝負やで!?」

しばしの沈黙の後、無言で頷く3人………

「よし…それでいいか??」

今度は3人ともがしっかりと頷きました

「じゃあ小細工無しで行きましょう!!」


キャプテンのあっくん、そして冬蛍、参謀で加わってくれたあっくんパパにT口パパ、そして監督のワタシ…


チーム晃冬蛍の全員で出した最後の作戦は…小細工無しの真っ向勝負!!!

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(さて…最後の仕事やな)

オーダー表をキャプテンが提出した後、私はメンバーを集め口を開きました


「………麻布オセロ部は強い………」

「相手は昨年のチャンピオンで、こっちは予選でも負けてる…」

「でもな………一度負けた相手にまた負けるか??」

とたんにみんなの表情が厳しく引き締まります

「負ける訳にはいかんわな。。。」

力強く頷く3人…

「よし…相手は去年のチャンピオン、こちらは挑戦者…」

「そして、オーダーは小細工無しの真っ向勝負や!」

「気持ちは冷静に…そして指し手は熱く…」

「真っ向勝負で……」


全力で叩き潰せ!!!!」


普段はいつもニコニコしていたり、あまり気持ちを表に出さなかったり、シャイでちょっと不愛想だったりするこの3人


しかしその奥底にはいずれも負けず嫌いで、熱い気持ちが滾っている事を私は知っていますから…


その彼らに対して、必要以上に緊張させず、かつモチベーションに火をつけるような言葉を選んで、精一杯の想い…私だけじゃなく応援してくれている皆の思いも乗せて最後の指示を伝え、送り出しました


後から考えるとちょっと乱暴な言葉のセレクトになっちゃいましたケド(・・;)まぁ良しとしよう(汗


そして発表になった組み合わせは…


あっくん七段 vs T見澤五段
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冬五段 vs N村五段
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蛍四段 vs S治五段
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まさに双方小細工無しのガチンコ勝負で決着をつける事に


がんばれ…あっくん!

がんばれ…冬!!

がんばれ…蛍!!!


決勝戦はLive Othelloで対局の様子を見る事が出来たんですが、冬 vs N村五段の対局が中継が途切れてたので、蛍の対局を見る事に


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見た瞬間に厳しいんやないか??と思ったんですが、そこから盛り返して来たような…と思っていた所で、その報はT口パパから突然もたらされました

「冬くん、確勝局面です。圧勝ですよ!!」


●冬五段
○N村五段



中高の名人を獲っているN村五段ですが冬とは相性が悪くて、以前に麻布学園オセロ部ログに「一度位は勝ちたい」と書いていた程の因縁の相手……


それだけに並々ならぬ決意で対局に挑んでいるやろうし、苦戦は必至…と思っていただけに、にわかには信じられなくて、私の所から盤面も見えなかったんですが、冬の表情を見て勝利を確信



(勝った……あっくんは??)


あっくんの対局は1番テーブルで盤面が見える所だったんですが…


●T見澤五段
○あっくん七段



(これは…凸型連打になる…間違いなく…間違いなく勝つ!!!)


対局が終了した瞬間、あっくんパパとガッチリと握手


やった…優勝!?後は……


蛍、勝て!!!


この日唯一麻布勢に勝ちの無かった蛍


●蛍四段
○S治五段



終盤有利な局面から一瞬互角…分け勝ちは相手やったんで敗勢にはなったんですが、それを読み切るだけの残り時間はS治五段には残されていませんでした



勝った………やった………やりおった………


完全優勝や!!!!!!!!


この瞬間、チーム晃冬蛍の面々は喜びが爆発(^o^)


歓喜の輪が広がる中、戻ってきた選手達をハグして、そこかしこで握手また握手そしてガッツポーズの嵐


まぁ正直記憶が途切れ途切れで、どんな形で表彰式に向かったのかもよく覚えて無いんですけどね(^_^;)



最終順位
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表彰式
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3位の土浦第一高校チームと
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全勝賞はN良五段と冬五段


記念撮影①
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記念撮影②
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優勝賞品&参加賞
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みんなで勝ち獲ったこのオセロ甲子園の優勝は本当に嬉しかったんですが、同時に翌日のオセロ小学生グランプリ2019に挑む関西勢に勢いのつく結果になったというのも私としては非常に嬉しかったですね~


長く関西ジュニアの目標となってきたこの3人が優勝した事には、今後の関西ジュニアの更なる発展やオセロ甲子園をより盛り上げていく上でも大きな意味がある…


意味のあるものに出来るように頑張らないといけませんね


こうして、ドリームチームで挑むおそらく最初で最後となる全国学校対抗オセロ選手権【オセロ甲子園】は幕を閉じました


色々と大変な事のある中で、全国学校対抗オセロ選手権の開催と運営にご尽力いただき、中高生に活躍の場を与えて下さった日本オセロ連盟関係者の皆様に、この場を借りて感謝申し上げます


そして…麻布学園オセロ部の皆さん


今大会を通しても、対局が終わると顧問の村上 健九段の教えを請い、しっかりと対局を振り返る姿を見て、麻布オセロ部がここまで次々と強い選手を送り出している理由を垣間見た気がしました


今回は紙一重で勝つ事が出来ましたが、ほとんどの選手が中学からオセロを始めているにも関わらず、中高のオセロ界を席巻しているその強さは間違いなく本物でしたし本当に素晴らしかった。


今後も中高のオセロ界をリードし、オセロ甲子園での大活躍も続く事になると思います



最初にも書きましたが、何よりまだまだ参加者も少なく発展途上のこの大会に、部内の対局が多くなるにもかかわらず、最高の中学生チーム、高校生チームを送り出してくれた事に、心から感謝申し上げます


ワタシもジュニアの育成を担うスタッフの一人としてまだまだ力不足ではありますが、中高生になってもオセロを楽しんで、麻布オセロ部の皆さんを目標にオセロ甲子園に挑んでくれる子どもたちがより増えていくように、近畿北陸ブロックで尽力していきたいと考えています


そして最後になりますが、【チーム晃冬蛍】を応援して下さった全ての方に感謝申し上げます


本当にありがとうございました


第3回全国学校対抗オセロ選手権

チーム晃冬蛍:4勝1敗 優勝
あっくん七段:4勝1敗
冬五段   :5勝0敗 全勝賞
蛍四段   :3勝2敗